珪藻土塗
施工性に優れ、自然の風合いを生かした多様な仕上げが実現。
珪藻土掻き落とし仕上げによる落ち着いた企業会議室内壁特色
珪藻土に炭素繊維を補強剤として混入した仕上げ材を用いる。近年開発された新しい工法。珪藻土のもつ保温・断熱・防露・調湿・防音などの機能を生かしながら、自然の土ならではの豊かな味わいや風合いを表現できる。また、骨材や各種混和剤の調合により、伝統的家屋から現代建築まで様式や用途を問わず、意匠性の高い仕上げを実現することができる。
施工工程
外装および床仕上げの場合、乾きの遅い冬場はなるべく午前中に塗り付けを終えておく。施工後、数日間は、雨雪にさらされないよう養生が必要。逆に鳴る場など急速に乾く環境下では、シートがけで養生する。内装仕上げでも同様に、冬場や水気の多い場所では施工後、通風を良くし、低温下では暖をとる。
仕上げ
- 【外装仕上げ】
- ブラッシングによる擬石調仕上げが主流だが、「砂岩状仕上げ」「地層風仕上げ」「木肌仕上げ」など、骨材や施工法を工夫して多様なテクスチャを表現できる。
- 【内装仕上げ】
- 梨目の柔らかい風合いが表現できるペンギン鏝による「撫切り仕上げ」をはじめ、鏝で押さえる「漆喰調仕上げ」、藁スサを入れた「土壁風仕上げ」のほか、表面の掻き落とし、盛り付け・型押し、スポンジによるサークル仕上げなど、塗り壁のさまざまな表現が可能。
- 【床仕上げ】
- 「叩き仕上げ」が主流。山砂を混合した仕上げ材を叩くように徐々に塗り籠めた後、ブラシでノロを取り、湿らしたスポンジでぬぐって仕上げる。乾燥後は、表面硬化剤を塗布する。
テクスチャサンプル
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