左官とは?
左官(さかん)とは、鏝(こて)などを使い、建物の壁や床、土塀などを土やセメントモルタルなどの素材を塗り仕上げ、最終的な表面仕上げを施す職種のことです。
見るほどに味わいのある肌合い、それは技能工の鏝さばきによる左官工法ならではの表現です。長年によって培われてきた日本の住まいに対する知恵と伝統技能によって確立された多くの工法は、明治期に洋風建築工法をも吸収し、今もなお現代建築に柔軟に対応し続けています。
左官の特長
環境への配慮という観点から漆喰・珪藻土・土等の自然素材を使用した壁が見直されると共に、手仕事による仕上げの多様性や味わいを持つ、左官仕上げの良さが再認識されてきています。
- 火災に強い
- 冷暖房効率が良く省エネ
- 調湿作用に優れている
- 結露しない
- 空気を汚さず、アトピー・アレルギーの心配が少ない
- 自然素材なので地球にやさしい
- 歴史に実証された安全性